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Light in Darkness 15

2021/08/10
Light in Darkness
※R18ミンホです。登場人物は全て実在の人物団体等とは無関係です。高校生以下の方の閲覧はお断りしています。けっこうアダルトです、イチャコラな感じを読みたい方は不向きです。

L in D
→この作品について。パラレル/エロティックサスペンス/R20deep/刺激が強いお話なのでご注意下さい(SM表現等も有り)※レラユノからのミンホです、HCが悪役で出てきますがお話の中であっても辛い方は読まれないようにして下さい。



Light in Darkness

15





─Hc─


女との最中に何度も五月蝿く鳴る電話をようやく耳に当てた


「なんだ?今取り込み中……は?また逃げただと!?」
女を突き飛ばし俺はベッドから起きあがる
「今すぐ捜し出して連れ戻れ、どうせ行く宛はあそこだろう」
「へいっ」
「いや待て」


俺は自分の言葉に待ったをかけて暫く考えた
女が再び俺の髪に手を伸ばす、それを振りほどいて全裸で立ち上がる


「俺に考えがある、暫く待機だ」
俺はそれだけ言うとスマホをベッドにぶん投げた
女が立ち上がって再び絡み付いてくる
それを阻止して俺はシャワールームへと消えた







≒≒≒≒≒







─C─


「ああうん、ちょっとじっくり仕事のプラン練りたいから今静かになれるところへ来てるんだ…そう別荘だよ、仕事はここででも出来るしね」
《いつ頃戻ってくるわけ?》
「そうだな…そんなに長くはいないと思う」


通話を切り、溜め息を吐き出す
嘘に嘘を重ね、それが虚無に変わる頃
僕はどうしているんだろう


ソヨン、君もそうだろう?
僕のいない間男を入れていた形跡があったことを覚えてる
だけど僕が忙しいから仕方ないと何度も許した
だけど君は許すだろうか
相手がこんな人だと知ったら…


「チャンミン、ちょっと外が異様なんだけど…」
「あー、気にしないで下さい」


別荘の周囲に張らせてある数人の警備員が窓から見える
僕はカーテンをシャッと閉めてユノの手を引いた
「セキュリティーも作動するだろうから意味あるかわからないけどね、一応形だけ」
「チャンミンこんなことまで…」
「いいから、ユノ」


あと少しだけ
そんな漠然としたカウントダウンが僕の中にはある
これを永遠にする方法がわからない
いや、分かってはいるけれど、無謀すぎる
今でも十分無謀な事をしているのだけれど


「ユノ釣りでもしましょうか、ここからすぐの所に湖畔があるんです」
「釣り?俺したことないよ」
「じゃあ尚更、したことない事してみましょうよ」


ユノはあまり乗り気じゃなかったけど、やってみるとプロ並みに釣り上げていたから僕は笑った
僕のルアーはちっとも動かないのに、ユノにいっぱい食い付いて来るんだ


「皮肉ですね…あなた人だけじゃなくて魚まで沢山吊り落とすんですかね」
「何だよその言い方…」
「あ、ほら…また引いてますよ」
「わーっ…おっきい、これおっきいよチャンミン…っ」


夕日が水面に反射してキラキラと輝く、その光がユノに反射している
こんなに子供みたいに笑うんだ
それはまるで一枚の絵画のように、僕の胸の中に刻み込まれてく


どうしたらいいんだ僕は
どうしたら罪を犯したあなたの事を庇えるだろう
だけどもう既に僕は庇っている
共犯者なのだ


「俺普通の人生送りたかったな」
ぽつんと呟いてユノは足元の魚を見た
「でもあの人だってそうだったかもしれない、俺達の家系は…最初から運命が決まってたんだ」
ユノはそう言った後、やっと自分の事をぽつりぽつりと僕に話し始めた


僕はまた衝撃を受ける
共犯者なんて生ぬるいもんじゃない
ユノが決して裁かれない事を知って、自分の力ではどうすることも出来ないと悟った
…このままどこへ行けばいい?


「出張…早めましょうか、北欧なら…」


ユノは黙ったまま答えない
ねぇ、何か言ってよ
やっとわかりかけたあなたの心がまた遠くへ飛んでいく
それを捕まえるために繋ぐために、またこうして引き寄せ、近付くしか出来ないんだ






──────‥






「あぁぁ……」
「ユノ…」
あなたは僕を愛しているの?
「……ン…ミ…」


零れ落ちそうな涙を見破られて、僕は顔を背ける
その頬をユノは包んでくれる
「こんな気持ち初めてだから…よくわからなかった…」
そう言って一生懸命キスをしてくれる


僕だって分からなかったよ
なんであなたとこんなことするのか
表情が崩れそうになり動作を止めると、ユノは僕を反転し組み敷く
そして僕を抱くように一生懸命僕を感じさせた


「ユノもう…」
「チャンミン好き」
「……っ」
「好き‥‥‥好き」


ねぇ、泣いてもいいですか
まだ疑っている僕を罵って


綺麗な手が、僕の手を繋ぐ
指が絡んでくる
あなたを見つけて、僕の心はこんな豊かになった


ユノは僕の涙を拭いて、僕の目尻に口づける
僕を離さないようにぴったりとくっつく
僕の頭を抱え優しく動く、それに思わず声が溢れる
とろとろと零れる愛液が僕の腹筋で擦られ、静かな部屋で控え目に音を立てた


黒曜石のような黒い瞳が僕だけを見つめる
僕に、一生懸命伝えている


「…チャンミン俺を離さないで」


ユノ
僕を離さないで












つづく

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Comments 7

みん

涙腺崩壊😭😭😭
予想当たってたけど、当たってたけどお、、、
もうこのふたり離れそうって、分かってるのかな、、、
こんなにR指定なのに、ゆののピュアなところとか雰囲気とかもうひたすら好き
なんか大変そうですが更新頑張って下さい😢

2021/08/10 (Tue) 00:26

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2021/08/10 (Tue) 00:34

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2021/08/10 (Tue) 01:12
sari

sari

Re: タイトルなし

みん様
ですね。そうなんです~(ノД<)でもまだもうちょっと一緒に過ごせるから大丈夫ですよ‥ってあまり安心も駄目ですね。これダメージ小説だと思うから笑
ありがとう♡あと8話です、頑張りますね。

2021/08/10 (Tue) 11:41
sari

sari

Re: タイトルなし

*t様
ありがとうございます。これね~でもちょっと癒されて貰えて良かったです。今回辛いことばかりだから。ぎりぎりで生きてるんです彼ら‥笑

2021/08/10 (Tue) 11:42
sari

sari

Re: タイトルなし

*オラ様
お久しぶりです。そうですよ~いつの間にか♡ 情景浮びますか、釣りはちょっとサービスです(^-^;。確かに幸せそう今。約束されてない幸せって辛いですけどね。

2021/08/10 (Tue) 11:43

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2021/08/10 (Tue) 19:05
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sari
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