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first love 04

2021/07/17
first love
※R18ミンホです。登場人物は全て実在の人物、団体等とは無関係です。高校生以下の方の閲覧はお控え下さい。けっこうアダルトです、イチャコラな感じを読みたい方は不向きです。この章は裏描写を僅かに含みます。

first love
→この作品について
パラレル/ビター/純愛/R20(傾向が相反していますが色々な意味を含みR20指定)裏描写は直接的ではないですが刺激がありますのでご注意下さい。悲恋なので甘々を好む方は不向きな作品です。※学園物の様に始まりますが学園物ではありません。

first love ─愛を頂戴─
04











次の日の放課後も、僕は吸い寄せられるように体育館の扉を開けた
だけどしんと静まり返った中には、誰の気配も感じられなかった


「…来てないのか」
小さな呟きが風に流れていく
それから僕はふっと笑って頭をかきむしった


馬鹿だ
何やってるんだろう、僕は
そんな世界に僕は行かない
ユンホ先輩の言うとおり、無事童貞も卒業も出来たわけだし早く彼女でも作って…消さなきゃ
消さなきゃ


そう思いながら、気付くと僕はこんな遠くまで歩いてきてしまった
リムジンでの帰り道、覚える気はなかったものの何となく家を知ってしまって





ふと立ち止まり、その豪邸を見上げる
ここに…いるのかな
それとも出掛けているのか


「あら…学校の方?お約束ですか?」
ふと後ろから声がかかって振り返る
使用人らしきその女は僕を見るなり、どうぞ中へと僕を案内した


「いえ…いいんです」
「いえ、お友達は全て上げて欲しいと言われていますので」
「いや…友達じゃあ…」


否定する間もなくあれよあれよとエレベーターの中に入れられ、上階に案内される
使用人はエレベーターが止まりドアが開くと僕に一礼した
「どうぞお降り下さいませ、突き当たりのお部屋です、ああご存知ですよね」
「え…あ…はい…」
「ではごゆっくり」


僕を降ろして閉まっていくエレベーターの扉から頭を下げた彼女が見える
僕は溜め息をつき、長い廊下の突き当たりの部屋をちらりと見た
それは、昨日も連れて来られたあの部屋だった


どうしようか
今連れて来られたばかりで引き返すのもおかしい
かと言って…
そうだ、忘れ物をしたかもしれないと言うことにして挨拶だけして帰れば…


僕は恐る恐るゆっくりと歩いて深呼吸し、ドアを軽くノックした
暫くして中から鍵が開いた音がして、ドアが十センチ程開く


ドアを開けて僕を見たユンホ先輩は、酷く驚いていた
はだけた白いシャツの前をさっと合わせて…
すぐさま言い訳をしようとしたところで、中から数人の男女の声が聞こえてきたので僕は焦った


「あの…これは違うんです、僕忘れ…あ、やっぱりいいです」
後退り帰ろうとすると、ユンホ先輩は僕の腕をさっと掴んで微笑んだ
「いいよ、入って」
「いやでも…」
「ああ、今楽しい事してるからちょうどいいよ、チャンミンもおいで」


昨日は事を終えてぷいと背中を向けたのに、またおいで…か
そう思いながら恐る恐る中に入って見たその光景に、僕は息を呑んだ


乱交…ってこうゆう事か?
これは…そうなのか?
男子生徒が女の子を組み敷いている
かと思えば女子同士が絡んでいたり、動画でしか見たことのなかった光景に衝撃を受ける


「おいでチャンミン…楽しいよ」
ユンホ先輩はそう言うとジュースの中に何かの錠剤をぽとりと落とし、溶けたのを確認してからゆっくりと飲んだ
そして半分残ったそのグラスを僕に手渡す


「これ…何…」
「エクスタシー、飛べるよ」
「え…」
「美味しいよ?それ飲んだら来て」


ああ
ここに混ざったらどんなにいいだろう
ソファーの上、一人の女の子が僕を見ながら挑発するかのようにユンホ先輩に手を伸ばす
彼のはだけた白いシャツの、その胸元に手を入れて…
だけどユンホ先輩は値踏みするように違う女に身体を預けた
それに気付いてユンホ先輩に近寄る一人の男子


ああ
こんなの…おかしいだろ
僕は純粋なのか
あまりにも若すぎたのか
渡されたグラスの中身を飲まずに思わずテーブルにドンと置いた


「帰ります」
「チャンミン来ないの…?」


薬か何かでふわふわしているユンホ先輩につかつかと近寄って睨み下ろす
「あなた何してるんですか」
「何って…遊んでるんだよ?気持ちいいよ…?」
「とにかく僕帰ります、来る予定でもなかったし」


「…チャンミン、待って」
さっとドアに向かう僕をユンホ先輩は呼び止める
そして立ち上がって僕の手首を掴んで…
ソファーに侍る数人の男女に一言発した
「お開き、もう帰って」


その、たったその一言で皆がさっと立ち上がる
はだけた衣服を手早く直して、鞄を持って
僕を残して…皆は何かの暗号のように部屋を出て行った


すれ違い様、一人の女の子が僕に顔を寄せて耳元で囁いた
「羨ましいわ、あなたツイてる‥」
「え…?」
「ユノのお気に入り?今から独り占めね」
「は…そんなんじゃ…」


どうかしてる
そう言おうとするとドアが閉まり、部屋がしんと静まり返った


ユンホ先輩は僕に近付いて僕の手を取りソファーに招く
そして僕の上に跨がって…
僕を見下ろして妖しく微笑んだ


「…チャンミンと会う予定はなかった筈だけど…?」
「それは…僕もです…」
「捜して来てくれたの?どうして?」
「どうして?…こっちも質問させて下さいさっきの人達…」
「チャンミンに関係ない、チャンミン…俺に会いにきたの?恋しくなった?」
「いえ…」
「どうなの」


じっと見下ろされ、髪を撫でられる
その指が、唇が、僕だけの物だったらいいのに
この人は…


「そうですよ…いけませんか…」
目を逸らして呟くと、髪を撫でていた指がするすると僕の頬に
そして唇に
「…食べさせてあげる」
ユンホ先輩はそう言うと白いシャツを開いて僕に胸を押し付けた


甘い薔薇の香りがふんわりと漂う
最低だな…
でも…僕の物ははちきれんばかりに反応していた
こんな人に




≒≒≒≒≒




「ぁ…チャン…ミン…上手…」
「…感じますか」
「かんじ…る……イっちゃうかも…」
「胸で…?やらしいですね…」
「あぁもっと…いいよ食べて…」


僕の頭は、ふくよかなその胸に押しつけられる
髪の間に長い指が差し込まれて
ユンホ先輩は僕に強請る


「…ユノって呼んでみて」
「でも…」
「いいから、ユノ愛してるって、それでイくから」


僕は従う
年上の人を呼び捨てるなんてと思いながら、胸の頂きを舐めてその名を呼ぶ


「ユノ…」
「あぁ……」
「…ユノ、愛してます」


そう言った瞬間の、美しい、満足そうなその微笑み
遊びなんですね
何もかも
それでも、この身体は今僕のもの
ぐしゅっと濡れたズボンを下ろすと温かな白濁が糸を引く
僕はそれを塗り広げて指を遊ばせた


「ん……、あぁチャンミン……いい」
「ここですか‥」
「もっと…奥まで……そう……そこ…」


僕は…
ユンホ先輩を弄りながら勝手に爆発してぶっかける
チャンミン元気だねなんて言われながら口淫されて、気付けばまた桃源郷を見ていた


纏わりつく熱く狭い蜜の壁は、僕に愛撫されるようで僕を愛撫している


恐ろしい程そそる表情で僕を見上げる、黒いビロードの様な瞳に全てを持っていかれる


「……っ……あぁ……」


彼を揺らすのは二度目


「は……ユンホ先輩」


僕は彼しか知らない


「ユノ…だよ」


淫らな事を口走って、僕に抱かれながら可愛いと髪を撫でる、あなたをどうも想っていない


ただ
何だかわからない虚無感があなたにはあって
僕はそれに惹かれてあなたを組み敷く


その声
その表情
悲しいくらい僕を惹きつける


目には泪
唇に微笑みを浮かべて、あなたは僕の名前を呼んだ













逃せない快感をぶちまけて僕は彼のベッドで死んだように眠った
そして次の日の朝、リムジンで登校した僕達を誰もが口を開けて見ていた


そして










それからユンホ先輩は学校に来なかった
卒業するまで


連絡先は聞かなかった、だけど家ならもう知ってた
それでも
僕は悟ったんだ


これが一歩大人になるっていうことか?
違うと思ったけれど、間違ったことをしたという自覚があったから、僕はその欲求を無理やり沈めた


そしていつしか彼女が出来た
それからは、あの狂ったような記憶は、徐々に薄れていった
全ては夢、だったのかもしれない













to be continued

暗…
こんななのに
始めたばっかなのに
毎日ランクリと拍手下さってる方々ありがとうございます

ここまでが序章的なかんじです
次からがらっと変わります

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Comments 2

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2021/07/17 (Sat) 14:47

sari

Re: タイトルなし

み*様
ありがとうございます。そうだったんですね、以前(て言っても大昔)終了したと思ったら速攻去りましたから‥(人ω<`;)
今後はですが、どうでしょう。少ししたいことがあり基盤だけ作ろうかと思ってまた始めてみたんですができるのかなって。気分がのったらやるかもしれない、でもわかんない(笑)読者様の増え次第っていうか
とだけお伝えしておきます。続きお待ち下さいね。

2021/07/17 (Sat) 16:19
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